消毒用アルコールを貯蔵・取扱う場合、消防法 または火災予防条例により、その数量に応じて消防署へ申請また は届出が必要となります。
災害時には、感染症の拡大リスクが高まります。特に避難所では、衛生状態を保つことが大切です。
ウイルス・細菌対策として次亜塩素酸水が人々に知られるようになりましたが、不安定であるためにすぐ成分が分解されるという欠点があります。そのためメーカーでつくられてから人々の手に渡るまでの間に、時間がかかってしまうと効果が薄れて実際に使うときに十分な効果が得られないということが問題となりました。そしてその性質は、災害時でのウイルス・細菌対策として次亜塩素酸水を保存できない理由でもあります。そこで次亜塩素酸水の欠点を補えるアイテムとして、次亜塩素酸タブレットが注目されています。
次亜塩素酸タブレットは、錠剤タイプで水に溶かせば除菌効果のある次亜塩素酸水をつくれます。つまり、超音波式噴霧器で除菌したいときに、生成したての次亜塩素酸水が使えるようになります。これならば、次亜塩素酸水が分解するほどの時間は経過していないので、その効果を発揮できます。いつでも好きなときにつくれますから、病院や老人介護施設といった施設の夜間噴霧にも最適です。そして、時間が経てば分解されるのですから、そこで有毒な物質が残る心配もありません。人間にも、他の動植物にとっても理想的なウイルス・細菌対策といえます。
次亜塩素酸タブレットの持つ魅力はそれに加えて、使わないときにはコンパクトな錠剤だという点があります。水に溶かさず錠剤のままであれば、長期の保存も可能です。災害時に備えて、役所や公民館といった人が集まるところに備蓄ができます。さらに、次亜塩素酸水のような液体であれば、大量に運搬をしたいならばトラックなどが積載量の大きい車両が必要になってきますが、次亜塩素酸タブレットであれば人が持ち運べる量でもかなりの次亜塩素酸水をつくれます。道路に問題があって車両による運搬ができない状態でも人が持っていけます。このような運搬のしやすさは、運搬コストの削減というメリットにもなります。

